大人になるにつれて、結構色々ジャンルの漫画に手をだす人っていると思うんですよ。僕も、少年時代は王道のバトル漫画が好きだったんだけど、思春期を経て成人していこう結構色々なジャンルの漫画を読みました。
そういう様々なジャンルの中でも、ついつい読んでしまうのがアウトロー物とか、社会の闇とか裏側を描いたような作品なんですよね。
そんで、今回紹介する『怨み屋本舗』っていうマンガもまさにそんな感じの作品なんです。
怨み屋本舗ってどんな漫画?
主人公は怨み屋と呼ばれる復讐代行業を営む女性です。彼女は、誰かに怨みを持つものや、これから怨みを持ちそうなものに自身の連作先を書いた名刺を渡すなどして、依頼人から依頼を受けます。
怨み屋の仕事は「実質的殺害」「社会的抹殺」が主で、当然のことながら実質的殺害の方が報酬は高くなり、数百万またはそれ以上の額にもなります。
ただし、依頼には条件が合ってそれは「依頼人に怨みがあること」
なぜかというと、怨み屋はあくまで依頼人の代わりに怨みを晴らす存在だから。怨みもないのに単純に「○○を傷つけてほしい。」とか「○○を抹殺してほしい。」といった依頼は受け付けないんですね。
本作ではこの怨み屋が様々な怨みを持った依頼人たちからの依頼を実に多彩な手段で遂行していきます。
こんなところがおススメ!!
- 単純な勧善懲悪的な話じゃないところ
- 悪いやつらが痛い目に合う姿を見て気持ちがスッキリできる
単純な勧善懲悪的な話じゃない
この作品は、単純に「正義が悪を懲らしめる」ってタイプの作品じゃありません。復讐代行業という本来であれば犯罪者として扱われてもおかしくない人間が、依頼人の怨みを晴らすという、グレーな存在が悪いやつらを懲らしめたり、時には抹殺するという作品なんですね。
当然、怨み屋自身も社会的にはアウトな存在なわけなので、依頼を遂行するときはもうやりたい放題なんですよ。盗聴や盗撮、ハッキングなんかもそうだし、時には対象者を罠にはめることもある。結構容赦ないのが怨み屋の怨みの晴らし方ですね。
「これは正義のヒーロー的なスタンスだとできないなぁ。」っていうやり方で、依頼を遂行していくわけです。。怨み屋は正義の味方ではないなぁとすぐわかるはずです(笑)
なので単純に「正義が悪を懲らしめる」っていうんじゃなくて「限りなくグレー、もしくは悪に近い存在が悪を懲らしめる。」そんな作品が見たいって方にはおススメなんじゃないでしょうか?
悪いやつらがやられる姿にスッキリできる
この作品に出てくる怨み屋のターゲットのには、結構えげつないことやってたり、かなりのあくどいことしてるやつがいたりするわけです。ストーカーしてたり不倫相手ゆすって金をせしめたりとかね。
でも、そういったやつに限って社会的な地位が高かったり、権力をもっていたり、巧みに自分の罪を隠していたり、汚い手を使って依頼人が歯向かえない様にしたりしていたりするわけですよ。そんで、困って警察に駆け込んでも証拠がなくて警察とかにも取り合ってもらえなかったりするんですね。
そういう連中が怨み屋によって、社会的に抹殺されたりとんでもないしっぺ返し食らったりっていうのを見るとスッキリしますね。
ただ先述したように勧善懲悪ではないので、必ずしも毎回「悪人を懲らしめて万事解決!!スッキリした。」って話ばかりではないってことも付け加えておきます。
結構依頼人にもゲスイヤツが多いからな。依頼したのに金払おうとしなかったり、怨み屋を裏切ろうとしたりとか「依頼人もダメじゃねぇか‥‥‥。」と思わされることも多く、ちょっとした人間不信になるかもしれない(笑)
まとめ
そんなわけで、今回は『怨み屋本舗』という作品について紹介してみました。
ストーリーが進むにつれて「怨み屋はなぜ怨み屋になったのか?」「怨み屋の因縁の相手との戦い」といった話も出てくるので、話が単調にならず飽きずに楽しめると思います♪
まぁ、ちょいと怨みの晴らし方が過激な面もありますが、それも含めて面白いと思うので、興味がある方はぜひご覧になってみてください(^^)
それでは今回はこの辺で失礼します!