オッス!!オラ野沢雅子!!
というのは冗談として、つい先日『ドラゴンボール超 ブロリー』の試写会に当たったため日本武道館まで行ってきました♪
この作品、なんとドラゴンボールの記念すべき劇場版20作品目なんですね!!めでたい!!
子供の時からドラゴンボールを観てきた人間としては、感慨深いですね。ℤが終わっていったん劇場版の上映はなくなったけど、超(スーパー)が始まってそこからまた劇場版がスタートしてっていうことで、途中間は空きましたがここまで続いてきたわけですから。ファンとしては嬉しい限りですね。
で、まぁこの喜ばしい20作目ということでね、今回は完全に独断と偏見ではあるんだけども、劇場版をすべて観た人間なので、「僕が選ぶドラゴンボールの劇場版で好きな作品」を書いてみることにしました!ほんと、完全な主観ではありますが、各々の作品を選んだ理由とか魅力なんかについて語っていくつもりなので、ぜひ読んでみてください!!
※上映された時系列順に書いていきます。あと、ネタバレもあるのでご了承ください
ドラゴンボール劇場版、好きな作品5つ!!
ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦
まず一つ目は『ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』です。
あらすじをざっくり説明。サイヤ人の生き残りのターレスが手下と共に地球に襲来。ターレスは食べるとパワーアップする果実を得ることができる神精樹という植物の種を地球に植え付けます。この神精樹はなんとその星を死の星に変えてしまう怖ろしい植物だったのです。悟空たち地球の戦士はターレスたちの野望を阻止するために戦いに挑むのでした。
この作品ね、何が素晴らしいかって言うと「劇場版で唯一地球の戦士たちがみんな戦闘に参加をしている」っていうことなんですよ。
悟空、悟飯、ピッコロはもちろんのこと、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子(チャオズ)までちゃーんと戦闘に参加してるんです。あのチャオズもですよ!!
これね、ドラゴンボールファンじゃないとわからないかもしれませんが、大変なことなんです。なんせ、ドラゴンボールという作品は敵味方の戦闘能力のインフレ率がハンパないんです。なのでちょっと前まで主要キャラの一部だった人たちがバンバン闘いの舞台から振り落とされていくという、なかなか非情な作品なわけですよ。
中でもチャオズは原作でもいち早く戦力外になりましてね、ほとんど戦闘に参加させてもらえないという扱いを受けたキャラなわけですよ。そのチャオズが一戦力として敵との戦いに挑んでるわけです。これはレアですよー。
まぁ、次の作品以降ヤムチャも天津飯も劇場版にはほとんど登場しなくなっちゃうんですけどね(笑)
そんなわけで、この作品は多くの地球の戦士たちの戦闘シーンが見れるというだけでもかなり好きな作品です。
さらに、敵キャラのターレスもかっこよくていいですね。サイヤ人の下級戦士ということで、悟空そっくりな見た目という設定ですが性格は正反対でより残忍で強いんですよねぇ。技もかっこいいし、悟空と同じく野沢雅子さんが声を担当してるんだけど、悪っぽい雰囲気をしっかり演じてるのもとてもいいです。悟空をよりクールに渋くした感じ。
そして、そんな強くてカッコいいターレスを最後はあの技で仕留める!!うーん、素晴らしい。ドラゴンボールファンにはたまらない作品の一つなのではないでしょうか?
ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強
まぁ、ざっくり言うと「あのフリーザに兄貴がいただと!?」っていう話です。時系列的にはナメック星でフリーザを倒した後の話になります。ナメック星でフリーザを倒して地球に戻った悟空、悟飯、クリリンたちはキャンプを楽しんでいました。そこに謎の敵が襲来。彼らは、フリーザの兄クウラに従う、クウラ機甲戦隊のメンバーでした。弟フリーザを倒されたクウラは復讐にきたわけですね。で、悟空たちを狙ってきたと。
この作品の最大の魅力はというと、やはり悟空が劇場版ではじめてスーパーサイヤ人になったことでしょう。
クウラはフリーザよりもさらに実力が上の強敵。しかも、フリーザよりもさらに一段階多く変身できるということで、子供の時に劇場でその場面を観ていた僕は「マジ!?」と思ったわけです。そのクウラには界王拳を使った悟空ですらまったく歯が立たないわけです。
で追い詰められた悟空が、スーパーサイヤ人に変身。今でこそスーパーサイヤ人の悟空には悪っぽさはないわけですけど、あの時の悟空はちょっと目つきとか恐いんですよね。でクウラを「キッ」とにらみつけるんです。あのちょっと悪い感じ、荒ぶった感じがまたかっこいいんだよなぁ。
お話的にはそんなに内容はない感じですけどね(笑)まぁ、でも個人的には面白い作品だなと思っています。
ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦
そして、三つ目はやっぱこれですねー♪『ドラゴンボールZ 熱戦・烈戦・超激戦』
最新作にもブロリーが登場しますが、やはりこっちのブロリーが個人的には元祖っていう感じがします。
まずは簡単なあらすじから。地球で花見に興じていたご飯やクリリンたち。そこに、宇宙からサイヤ人の生き残りだというパラガスがやってきます。パラガスはベジータに新惑星ベジータの王となることを要請。ベジータはそれを受け入れパラガスと共に宇宙船に乗り込み新惑星ベジータへ。そこに悟飯やトランクスクリリンたちもついていきます。
一方悟空は、界王様からの連絡で「伝説の超サイヤ人が宇宙で暴れまわっている」ということを聞き、そいつを探していたところ新惑星ベジータにたどり着くのです。
新惑星にいたのは、パラガスの息子ブロリー。一見すると大人しそうな見た目のサイヤ人ですが、実は彼が伝説の超サイヤ人。やがて、悟空たちはブロリーと激突することになるのでした。
まずなんといってもブロリーは存在感が圧倒的ですよね。見た目のインパクト(スーパーサイヤ人になるとメチャでかい)、白目だけ、凶悪さ、凶暴さ、圧倒的な強さ、要所要所で挟んでくる言動なんかももうね、一回観ると忘れられないキャラクターですよ。で、声優の島田敏さんの声もまた悪い感じが出てていいんですわ。
まぁ、彼の魅力はほんとありまくるわけだけど、最大の魅力はやっぱ強さかなぁ。ブロリーは伝説の超サイヤ人の名に恥じぬ強さで、悟空、悟飯、ベジータ、トランクス、ピッコロが束になってもまったくかなわないという、反則級の実力を見せつけるわけです。
至近距離から悟空のかめはめ波をまともに食らったにもかかわらず、まったくひるむ様子もなく「なんなんだ今のは?」と言い放つ。これほど悟空たちと力の差があった敵というのはブロリーぐらいしかいないんじゃないでしょうか?ほんと、最後まで傷すらついてなかったからね。だから、最後になぜ勝てたのか今見返しても不思議でなりません(笑)
あとは、普通に大人になって見返すと、親子関係っていうのがテーマになってるのかなと。ブロリーは、そもそも生まれた時から強すぎたために、父親のパラガスと共にベジータ王(ベジータの父親)から追放されてしまってるという悲しい過去があるわけです。
その後の親子関係っていうのは、作中描かれているわけではなく、あくまで想像でしかありませんが、パラガスがブロリーの圧倒的なパワーを利用して管理していたっていう感じなんですよね。しかもブロリーを制御するために、頭に輪っかまでつけさせて、言ってしまえばまるで動物のような扱いをしていたわけです。
で、いよいよブロリーのパワーを抑えきれなくなったパラガスは、ブロリーを見捨てようとする。これまでいいように息子を管理し利用していたと思っていたパラガスだけど最後には、ブロリーに宇宙ポッドごと押しつぶされて殺されてしまう。
子供の時に観ると、ブロリーの強さにばかり目が行ってしまって考えも及びませんでしたが、改めてみるとね、ブロリーはパラガスとの親子関係の失敗が生み出した悲しい怪物なんじゃないかなとも思うわけです。
その辺りも含めて本作は、子供はもちろんのこと大人の人にも観てほしいかなぁ。っていうか、この作品の語りだけ圧倒的に長くなってますね(笑)まぁ、それぐらい思い入れがあるというわけです。
ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士は眠れない
またまたブロリー!!ということで、本作でもブロリーが登場します。
ストーリーは『熱戦・烈戦・超激戦』の時に、悟空に負けて死んだと思われていたブロリーが実は生きていて、悟空を追いかけて地球にやってきていたという話です。ただし、瀕死の状態で氷河にて氷漬けになり7年もの間眠りについていたという設定です。(それでも生きてるのがさすがブロリーといったところ)
時系列で言うとセルゲームは既に終了し、悟空は死亡。本作では悟飯、悟天、トランクス(少年)、ビーデルといったメンツでブロリーと闘います。
まぁ、相変わらずの強さですよブロリーは。ぶっちゃけ7年間ほとんど闘っていなかった悟飯を始め、まだ幼い悟天やトランクス、ましてや地球人のビーデルなんかでは到底かないっこないわけです。みんなボロボロにされてしまいます。
じゃあ、どうやってブロリーを倒すのか?うん、本作はまさにそこが見どころなわけで言ってしまうわけにはいきませんが、超カッコいい倒し方ですね。確かに今ブロリーを倒すとしたらこれっきゃないという倒し方でして、個人的にはぶちあがった瞬間でした。
まぁ、地球であんだけ巨大な力を持つブロリーが暴れまわってるのにベジータとかピッコロがまったく駆け付けないのはなぜだ?というツッコミどころはありますが、その辺はスルーしつつ、ブロリーの圧倒的な存在感をふたたび体験してもらえたらいいんじゃないかなと思います。
ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ
そして、ラスト5つ目は『復活のフュージョン!!悟空とベジータ』です。
ストーリーはあの世から始まります。閻魔大王様の宮殿にある、悪の魂を浄化する装置が爆発する事故が起きてしまいます。側にいた若い鬼はその悪の魂を吸い込んでしまい、ジャネンバに変身。ジャネンバは閻魔大王の宮殿を封印。すると、あの世とこの世の秩序が壊れ、かつて倒したフリーザを始めとした悪党たちが、この世に復活してしまうのです。
あの世で武道大会に挑んでいた悟空は、閻魔大王たちがいる宮殿に異常が起きたことを察知。その原因がジャネンバであることを知り、戦いに挑むのでした。
まぁ、この作品はもうねシンプルに「悟空とベジータがフュージョンしたゴジータが登場する!!」っていうので激熱でしょ。
ドラゴンボールの原作では、ポタラによってふたりが合体したベジットっていうキャラがいるけど、フュージョンした方はゴジータ。当時はどっちがベジットでどっちがゴジータだっけ?なんてしょうもないことで迷っていた気がします(笑)
当然のことながらこのゴジータはメチャメチャ強い。スーパーサイヤ人3の悟空でも圧倒されてしまうジャネンバ。そのジャネンバ相手にゴジータは圧倒的な実力差を見せつけての勝利ですよ。
でね、また彼のセリフがかっこいいんだ。
「俺は悟空でもベジータでもない。俺は貴様を倒す者だ」
引用元:『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』
くぅぅぅぅ、しびれるぜ!!まぁ、悟空とベジータが合体すりゃそりゃ最強だよねという当たり前のことなんだけども、実際にそれを目の当たりにするとやっぱり子供としては嬉しいですよね。もちろん、今見てもやっぱりゴジータはカッコいいので、観てない人はぜひ観てほしい!!
まとめ
そんなわけで、かなり長くなりましたが今回は、ドラゴンボールの劇場版から好きな作品を5つ選んでみました。
最初にも言ったけど、完全な独断と偏見、僕の主観ですから、読者さんによっては「あの作品がなぜ入ってない!?」とか「いやぁ、あの作品はあんま好きじゃないわ」っていうのがあるかもしれません。まぁ、だとしてもそれは人それぞれっていうことなんでご了承いただければと思います。
それでは今回はこの辺で。