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手塚先生の先を見る目はやっぱりすごい。すでに医者の機械化を予想していた!!

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手塚治虫先生の作品を見ていると、凡人の僕からしても「やっぱりこの人の想像力はすげぇな!!」って思うことがよくあります。

 

例えばこれから人工知能がどんどん進化して、人がやることの多くは機械が担うようになるって言われてるじゃないですか?

 

単純作業のような仕事から、最近ではお医者さんのような高度な知能労働とされている仕事の一部も機械が担当できるんじゃないか?なんて話もあったりします。

 

www.nikkei.com

 

機械化された未来を描く手塚先生

手塚先生の想像力はそこからさらに進んでいて、ブラック・ジャックの話の中では病室の管理、患者の診察、手術、人事から運命まですべて一つのコンピュータが担当する病院というのが登場します。

 

しかも、この話ではコンピュータではなくてブレインが管理していると書かれています。ブレイン=頭脳です。つまり人工知能によって一つの病院がコントロールされているというわけです。

 

ブラックジャックが連載されていたのって、1970年代から80年代の頭ごろなわけですよ。当時もすでに人工知能という概念はあったにせよ、現在のように一般の人までが話題にするような感じではなかったはず。おそらく一般の人の多くは知らなかったのではないでしょうか?

 

そのことを知っているだけでなく、作品にしっかりと反映してしまう手塚先生。いやはや、すんごいの一言に尽きますよね。あれだけ忙しい方なのに、いつそういう情報を仕入れられたのか不思議です。

 

ちなみにこの話の中に出てくる病院では、人間のお医者さんは一切おらず、いるのはコンピュータを管理する技師だったりプログラマーです。これはすんごいなと。いつになるかわからないけど、人工知能が超進化して、さらに人間のような繊細な動きの出来るロボットも開発されれば本当に未来にはこういう病院ができるのかもしれないなぁなんて思ってしまいます。

 

機械化の弊害も描く手塚先生

そんで手塚先生のさらにすごいところは「将来は医者も機械化されるすごい未来になるよ!!」ってことを書くだけじゃなくて、ちゃーんと「全部機械に任せちゃっても大丈夫なの?」っていう疑問の部分も描いている事です。

 

実際この話の中では、ブレインが故障して人間の管理者たちに反抗。ブレインの言うことに従わないと、患者たちが命の危険にさらされるという展開になってしまいます。

 

こういういいところだけではなくリスクというか、負の側面も描くというのはさすがだなーと思います。

  

ブレインは故障した部分をブラックジャックに直してもらうんだけど、その前に色々質問をしていたんです。そして質問をしていく中で、ブラックジャックの心を知った時に、自分は人間の気持ちは持てないと、けっきょく機械のようにしか患者に対処することしかできないのだということに気づくわけです。

 

対人間ということになると、やはり「人の気持ちというのを理解できるか」「人の気持ちを考えられるか」ということは大事な要素だと思うんですよね。いくら腕がいい先生だったとしても、まるでこちらの気持ちなんて関係ない冷徹な先生には診てもらいたくないはず。

 

そう考えると、いくら機械化が進んだとしてもやっぱり人の方が得意なことはあって、人にしかできないことがある。何もかも機械化すればいいってもんでもない。そんなことを手塚先生は言いたかったのかもしれません。

 

個人的には機械化大賛成なんですけどね。特に、単純作業とか人があんまりやりたくないことは機械がジャンジャンやってほしい。

 

そんで、残った仕事、つまり人間だからこそできる仕事、人間の方機械よりも得意な仕事っていうのだけを人間が担えればもっと楽しい社会になるんじゃないのかな?なんて思ってます♪

 

何度も言うけどほんと手塚先生ってすんごいですよね。40年ぐらい前にこういう話をかけるんだもんなぁ。

  

 まとめ

まとめもくそもありません。今回は「手塚先生の先を見る目ってすげぇ!!」っていうのをただ言いたかっただけです(笑)

 

手塚先生は1989年に60歳でこの世を去ってしまったわけだけど、仮にあと10年、いやっ、20年長く先生が生きていたとしたら漫画の中でどんな未来を描いていたのかな?きっと、僕らには想像もつかないような未来を描いていたに違いないなんて思います。

 

そう考えると手塚先生の早すぎる死は残念極まりないななんて思いますね‥‥。

 

それではまた!!