マンガから学ぼうシリーズ。
今回はスラムダンク3巻からです。
主人公の桜木花道は高校からバスケットを始めた初心者です。
入部からしばらくの間はドリブルやパスの基礎練習のみしかさせてもらえませんでしたが、この巻からはチームメイトと一緒にシュート練習をさせてもらうことに。
彼に課せられたのはレイアップシュートと呼ばれる基礎的なシュートです。ダンクがしたくて仕方がない花道は「庶民のシュート」とバカにしますが、フォームもバラバラでまったくゴールを決めることができません。
結局練習ではまったくシュートを決めることができなかった花道は、レイアップシュート上達のために朝早く起きて個人練習を始めるのでした。
成長するためには個人練習が大事。
花道はバスケット初心者です。彼の成長スピードはとんでもないものですが、それでもチームメイトと同じ時間、同じ内容の練習をしていてはなかなかその差を埋めることができません。
となると彼がすべきことは2つです。
- チーム練習の中で課題を克服すること
- 個人練習で課題を克服すること
ただチーム練習というのは戦術の確認、パスワークや味方どうしのポジショニングの確認などあくまでチーム全体のレベルアップが練習のメインの目的です。当然ですが花道の課題を克服するというためだけに時間を割くわけにはいきません。
そこで大事になってくるのが個人練習です。個人練習は個人の課題克服のためにフルに時間を費やすことができます。この時の花道であれば「いかにレイアップシュートを決めるか。」という目的を達成することに注力できるわけです。
実際、花道も部活の練習とは別に朝に個人練習をすることでレイアップシュートを決めることができました。おそらく部活の練習だけではこれだけの短期間でシュートを決めることは難しかったはずです。
初心者はできる人のまねをしよう
初心者が上達するためには個人練習が大事ということをお伝えしましたが、僕はもう一つ重要なことがあると思っています。それは
「初心者はできる人のまねをする」
ということです。
よくありがちなのが、初心者なのに自己流で行ってしまってなかなかうまくいかずに挫折をしてしまうケースです。
花道もシュートが上手い流川から手本を見せてもらっていたにもかかわらず、朝の個人練習を始めた時には自己流のフォームで練習をしていました。そのためなかなかうまくいかなかったのです。
転機となったのは、その流川のフォームを頭に思い浮かべ彼のまねをしたからです。流川のフォームと自分のフォームを比較し「もしかしたらジャンプが足りないのかも」ということに気づいた花道は、高くジャンプをすることを意識して再びレイアップシュートを試みます。
するとシュートは入りはしなかったもののかなりいい感じのフォームに。さらに赤木の妹である晴子からのアドバイスが加わり、ついに花道はレイアップシュートをゴールにいれることに成功したというわけです。
おそらく花道が流川のフォームをまねしなければ自分のフォームのどこがいけないのか気づくのにさらに時間がかかっていたことでしょう。さらに言ってしまえば悪いフォームのままシュートを繰り返すことでそのフォームが定着してしまい、いつまでたってもうまくいかないなんてことも考えられたわけです。
このことからなんの分野であれ初心者が自己流で何かを行うことは、成長するためには非効率であることがわかります。
ですから、あなたが何からの分野で初心者であるならばまずはうまい人、上級者の人のまねをしてみましょう。その方が効率よく成長することができるはずです。
まとめ
今回はスラムダンクの3巻から学んでみました。初心者が成長するためには
- 個人練習をすること
- 上手い人のまねをすること
が大切です。何かの分野で初心者の方はぜひ覚えておきましょう♪
それではまた!!