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孫策のように人を信じるからこそ、人はその期待に応えるのかもしれない。

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マンガから学ぼうシリーズ。

 

今回は三国志の十一巻からです。

 

 

 

十一巻では後に呉の皇帝となる孫権の兄孫策が、破竹の勢いで兵を進め勢力を拡大していきました。

 

勢力を拡大する中、孫策は劉繇という敵と戦うのですが、劉繇の軍の中に太史慈という優秀な武将がいることを発見します。

 

 

 

太史慈は劉繇が孫策に敗れた後も、わずかの兵と共に古城に立てこもり孫策に抵抗を続けたのです。しかし、そんな太史慈の優秀さに気づいていた孫策は彼のことを殺したくないし、できれば部下にしたいと考えています。そのため策を使って太史慈を捕らえ味方に加えようという作戦を実行に移します。

 

作戦はうまくいき孫策に捕まる太史慈。最初は早く首をはねろと言う太史慈でしたが、孫策は太史慈が優秀であること、自分のためそして民のために働いてほしいと彼を説得するのでした。

 

孫策の説得を意気に感じた太史慈は孫策の言葉を受け、彼の部下になることを誓います。

 

太史慈を部下に加えられたことを喜ぶ孫策。さっそく太史慈と酒を酌み交わしながらあれこれしゃべる中、太史慈からこんな提案を受けるのです。

 

劉繇軍も今や四散しあちこちにちらばってしまいました

勝ったほうは敗残兵としてこういう連中を無視しますが

その中には惜しむべき対象や兵も入りまじっております

拙者に三日の自由を与えてくださればそのなかからすぐれた対象と兵を

三千あつめてあなたの盾となるような精兵をつくってみせましょう

引用元:三国志 (11) 孫策の快進撃 (希望コミックス (48))p76

 

この太史慈の提案に対して孫策は快く承諾。捕まえたばかりの太史慈に対して三日間の自由を与えるのでした。

 

次の日になると部下たちは太史慈がいないと大騒ぎ。孫策は三日間自由を与えたことを部下たちに伝えるのですが、部下たちは口々に「それは逃げるための口実です。」というのです。

 

確かに太史慈は体の言い訳をつくって孫策の元から逃げたのかもしれません。しかし、そんな部下たちの問いに対して孫策は何の不安もなくこう語るのでした。

 

なあに帰ってくるさ

わしはそういう男だと見たからこそ命を惜しんだのだ

もし帰ってこないようならわしの目ちがいだ

べつに惜しい男とも思わん

引用元:三国志 (11) 孫策の快進撃 (希望コミックス (48))p78

 

「孫策の器でか!!」

 

捕まえたばかりの人間をそこまで信頼して自由を与える。仮に約束を破られたとしても、それは単に自分の目ちがいだったから仕方がないだろうと言って気にも留めない孫策。やっぱり大人物になる人は器がでかいというか、小さなことを気にしないんだなーと思いましたね。

 

そして、太史慈を逃がしてから3日目。約束の時刻が刻々と迫る中、太史慈は見事三千の精鋭を引き連れて孫策の元へ戻ってくるのです。

 

太史慈を信じて任せた孫策も素晴らしいし、その期待にしっかりと応えた太史慈の心意気にも拍手を送りたいですね。

 

人を信じて任せてみる。裏切られたらしかたがないという心構えを持とう。

孫策は太史慈を信じました。ですが同時に「裏切られたらそれはそれで仕方がない」という気持ちもありました。 ある意味ドライっちゃドライなのかもしれないけど、人を信じるのってそういうことなのかもしれないなぁと思うんですよね。

 

僕らは人を信じて裏切られたらショックを受けてしまったりするのだけど、人なんて自分の思い通りになるかわからない。人それぞれ自分にとってメリットやデメリットがあるかで物事を見るわけで、いくら信じてみても期待に応えてくれるのかは分からないわけですよ。

 

かといって疑い続けたら人に何かを任せることなんてできない。だからとりあえず信じて任せてみる。それで信じた人が期待に応えてくれたらうれしいし、仮に裏切られたとしても信じた自分に落ち度はない。

 

それこそ孫策が言ったように「自分の目ちがいであった。」と思えばいいんじゃないでしょうか?「ああ、そうかー。自分の見る目がなかったんだな。」って反省すればいい。

 

まぁ、いきなりそんなドライになれるかって言ったら難しいかもしれないですけどね(笑)でも、人は自分の利益をまず考えるものだし裏切られるってことも十分あり得る。その上で信じてみるっていうことが大事なんだと今回改めて思いました♪

 

三国志はこういった人との向き合い方、上司、部下、同僚との付き合い方なども学べる漫画なので興味がある方はぜひご覧になってみてください♪

 

それではまた!!