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俺はまだ本気出してないだけの主人公シズオのように、自分に正直に生きよう。

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マンガから学ぼうシリーズ。

 

今回は『俺はまだ本気出してないだけ』からです。

 

 

このマンガの主人公シズオは40歳で会社を辞め、アルバイトをしながらマンガデビューを目指しています。

 

シズオは初心者ながら努力を重ね、あるマンガ雑誌の努力賞を受賞。そこから担当編集者がつくことになります。彼の名前は村上政樹。

 

努力賞を受賞したシズオですが、正直彼のマンガのレベルは低かった。それはそうですよね。40歳で会社を辞め今まで一度も漫画を描いたことがない人間なわけですから。別に美術の大学に通っていたわけでもないし、イラストが上手いわけでもない。そんなシズオのマンガが努力賞をとったこと自体奇跡的なんです。

 

編集者の村上も最初はそんな彼の作品を「ヒドイ作品」と評していたんです。ところが、原稿の裏に書いてあった「40歳 大黒シズオ 初投稿」と書かれているところを見て作品ではなくシズオ自身に興味を持ってしまったんです。この人は本気なのかと。

 

実際に編集部に来たシズオはやる気満々で、マンガ家をバリバリ目指しているとのこと。こうして村上とシズオの担当となり二人で漫画家デビューを目指すことになります。

 

自分に正直に生きるシズオに惹かれる村上

もちろん村上も編集者ですし、暇ではありません。正直シズオがマンガ家として大成する可能性は低いのですが、なぜか彼はシズオのために時間をとるようになるんですね。

 

聞いていくとシズオは40歳で脱サラをししかも娘までいるのに、マンガ家を目指している。このようにシズオのことを少しずつ知っていく中で、村上は自分の中にある気持ちに気づくのです。

 

僕はうらやましかったのだ。

自分に正直に生きるこの人が・・・

引用元:俺はまだ本気出してないだけ 3 (IKKI COMIX)

 

村上は32歳でシズオの担当になりました。マンガの編集歴は8年。そんな彼ですが実はマンガが特別好きではありません。本当はやりたいことがあるのだけど、今ゼロから人生をやり直すには年をとりすぎたと感じています。

 

仕事に特に不満があるわけでもなくそれなりに満足している彼は、このまま波風を立てずに人生を生きていければ幸せであると思うようになりました。ある意味では信じ込むようになっていたのかもしれません。

 

そこに現れたのが大黒シズオでした。シズオは村上とは真逆の人生。32歳どころか40歳で子持ちにもかかわらず会社を辞め、しかも別に才能があるかどうかも分からない漫画家を目指すという波風立ちまくりの人生。

 

そんな考えなしの自分ドストレートに生きるシズオの生きざまが村上の心に刺さったのです。

 

だけど、村上にはそんなシズオの真似をする勇気はありません。彼に出来るのはシズオ担当編集者としてサポートするのみ。

 

2年経ち村上は34歳、シズオは42歳になりましたが現実は厳しいものでいまだにシズオはマンガデビューをすることはできていません。でも確実に進化はしています。少しずつ画力も向上し佳作もとりました。デビューまであと一歩。

 

そんな時シズオがある作品のネームを村上に見せるのです。

 

詳しい作品の中身は説明しづらいのですが、かなりざっくりいうと「人生300年あるから慌てて生きなくていいよ。」っていうマンガです。

 

これを見て村上は感動するのです。なぜか?村上自身は「人生は短い」と思って生きてきました。短い人生だからこそ自分を偽っていてもあっという間に過ぎだろう。それなりに満足したまま人生を終えることができるだろうと彼は思っていたんですね。

 

ところがシズオのマンガは真逆のことを言っている。「人生は300年ある。」と。村上はこの時考えました。

 

「300年間自分にウソをつきながら生きれるだろうか?」

 

それに対する答えは否!!彼は自分に嘘をつくのをやめ編集者の仕事を辞め自分に正直に生きることを決意するのです。

 

自分に正直になった村上は思いもよらなかったことにチャレンジします。何にチャレンジしたのか?それはぜひ本書を読んでみてください(笑)僕は全く想像もできなかったのでびっくりしたとともに「いいぞ!!村上!!」と思いましたね。

 

自分に正直に生きよう

「人生は短い。だから自分に正直に生きよう。」

 

よくいわれることだと思います。あっという間に終わる人生だからこそ自分のやりたい事、自分の本心に従って生きるのがいいんだと。確かにその通りでしょう。

 

ただ今回シズオの担当編集者だった村上とのエピソードは真逆のことを言ってますよね。

 

「人生は長い。その長い人生ウソつきながら生きていけるか?」 

 

これはこれで確かに!!って思いますよね。仮に人生が300年続くとしたら今の働き方、今の生き方ではたしていいのか?仮に嘘をついて生きていたとしたら300年は長すぎる。だから、自分に正直に生きよう。これはこれでおもしろい考え方だと思います。

 

まぁ、どちらにせよ答えははっきりしていて

 

「自分に正直に生きる」

 

ほうが絶対に人生は楽しいでしょう。シズオも村上もはたしてこれからどうなるかはわからないけど、正直に人生を生きた彼らには後悔はなさそうです。

 

はぁ、こういってる僕自身が自分に正直に生きられてない気がしますね(笑)もっと自分に正直に「こうしたい。」「あれをやってみたい。」っていう自分の気持ちを大切にしなきゃなと今回改めて思いました。

 

あなたは自分に正直に生きてますか?もし生きれていないのだとしたらぜひ、自分に正直に生きている大黒シズオの生き方に触れてみてください(^^)

 

それではまた!!