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孔明の知略。殺されそうなときに難を逃れるための方法とは?

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マンガから学ぼうシリーズ。

 

今回は三国志22巻からです。

 

 

22巻の冒頭では、劉備が世話になっている劉表の子劉琦が孔明にある相談をもちかけます。それは

 

「自分は殺されるかもしれない、どうしたらいいか。」というものでした。

 

この頃荊州では劉表の体調が思わしくなく後継者問題が噴出していました。劉表には劉琦と彼の異母弟である劉琮という二人の子がいて、当時の慣習からすれば長兄の劉琦が家を継ぐと考えられていました。

 

しかし劉琮を後継者にと考えている継母などの暗躍により「このままでは自分の命が危ない」と感じていた劉琦は孔明に相談をしたというわけです。

 

国を出て難を逃れよ 

ここで孔明は劉琦に中国の春秋時代の晋の献公と二人の子供の話をするのでした。

 

晋の献公には申生と重耳という二人の子供がいました。ある日献公の第二夫人である驪姫に子供が生まれます。これが禍の始まりとなりました。

 

驪姫は自分の子供に国を継がせたいと考え様々な策略を巡らせていきます。その結果なんと申生は命を奪われてしまうのです。

 

これを見た申生の弟重耳は「次は自分の命が危ない。」と悟り晋から他国へと亡命をしたというわけです。その後19年経って重耳は晋の文公となって世に出たのです。

 

孔明はこの話を参考にし劉琦に今いる場所から離れ荊州の東南にある江夏の地を守るように伝えます。そうすれば重耳が他国へ亡命し難を逃れたことと同じようになるだろうと教えたのです。

 

こうして劉琦は後継者争いから逃れるため江夏の地へと向かうのでした。自分を狙う者たちから離れることで危機から脱したというわけですね。

 

禍の元からは離れよう

今の時代、劉琦のように後継者争いうんぬんで命を狙われるなんてことはないかもしれません。(大金持ちの家なら遺産争いとかはあるかもしれませんが)

 

ただ、世の中には禍の元になるものがたくさんあります。たとえば毒親と呼ばれる存在であったり、虐待をする親、DVをする妻や、夫、恋人など。そういった人たちと一緒にいればいくら注意をしていても危害を加えられたり、場合によっては命を奪われてしまうこともあるかもしれません。

 

では、どうすればいいのか?それは孔明が劉琦に伝えたことと同じことです。

 

「難を逃れるために国を出よ。」

 

といっても日本から出ろというわけではなく、わざわいの元となる親や兄弟、恋人などから距離をおけということです。

 

一緒にすんでいる家を出て遠くの場所に移り住む、DVをされているなら保護してくれるシェルターのようなものもあるでしょう。そういったところに逃げ込む。とにもかくにも直接危害をくわえられないように、相手から距離をおくことが大事なのです。

 

そうすれば劉琦と同じように、難から逃れられるはずです。

 

逃げるが勝ちなんて言葉もありますしね。無理してその場に留まるよりも時にはさっさと逃げてしまった方がいい結果を得られることもあると思います♪

 

もし仮にこのブログを読んでいる読者の方が何かしらの辛い目にあっているのであれば一つの選択肢として難から逃れるために「距離をとる、離れる。」ということを考えてみてくださいね。

 

それではまた!!