マンガから学ぼうシリーズ。
今回はドラゴンボール十五巻からです。
十五巻では第23回天下一武道会の本選が描かれます。
悟空は一回戦で匿名希望の謎の女性と激突。
悟空は全く覚えていないのですが、その女性はかつて悟空と会ったことがあり、しかもある約束をしたというのです。その約束とは「自分のことをお嫁にもらってくれる。」というものでした。
その発言を聞いて周りにいたクリリンやヤムチャ、亀仙人などは驚くのですが、肝心の悟空は
クリリン!!おヨメってなんだっ!?
おしえてくれっ!!
引用元:ドラゴンボール (巻15) (ジャンプ・コミックス)p40
という始末。悟空はおヨメの意味を知らずてっきり食べ物のことだと思って、約束をしてしまったのです。
ヤムチャやクリリンから、おヨメにもらうというのは結婚して夫婦で一緒に暮らすということを聞かされた悟空。ここでようやく「おヨメにもらう」ということの意味を知るのでした。
しかし相手の女性は匿名希望選手。名前すら知らない相手です。そんな相手と結婚するのはさすがに悟空も躊躇があったようで「この試合に勝ったら名前を教えてくれる」という条件のもと試合を再開します。
悟空は素早くこぶしを繰り出してその衝撃波で女性を場外へ吹っ飛ばし勝利!!ここで女性は自分の正体を明かすのでした。
まだわかんねえだか?
おら牛魔王の娘のチチだよ!
引用元:ドラゴンボール (巻15) (ジャンプ・コミックス)p46
驚く悟空。謎の女性は悟空が少年時代に出会ったチチだったのです。彼女は悟空との約束を一途に信じていたんですね。ヨメにもらいに来る約束を思い出した悟空はその場であっさりチチと結婚を決めてしまうのでした。
物事を考えすぎない悟空は、失敗を恐れずにすぐ行動できる
もちろん、これはマンガの話だし現実は違うよねと言ってしまえばその通りです。
結婚には責任が伴うものだし、家はどーする?仕事は?子供は?などなど考えることが多いのも事実でしょう。中には結婚をしたいのだけど給料が安いとか、子供を育てる甲斐性がないといった理由で結婚を躊躇してしまう人もいるはずです。
ただそれなら悟空はそれこそ何も持っていない人間です。悟空が結婚したのは19歳ですが、彼はこれまでずーっと格闘技をやってきたわけで、仕事なんてしたことないしそのスキルもない、お金も当然ないのないないづくしなわけですよ。
でも、悟空はあっさいチチと結婚してしまいました。これはなぜかというと「逆に何も知らなかったから」とも言えるのではないでしょうか?
給料がどう、仕事がどう、家がどう、養育費がどうのこうのという知識を知らなかった。そもそもおヨメという言葉の意味すら知らなかった悟空ですから、結婚生活がどのようなものかも知るはずがありません。逆に知らないから、恐がりすぎずにすんだ、「まぁ、とりあえずやってみるか」というその場のノリで結婚をすることができた。
ブルマや亀仙人を始め周りの人たちはボーゼンとしてましたけどね(笑)「えー?結婚しちゃうの?」みたいな。
でも周りの人がどうこう言うことに縛られないこのノリのよさ、すぐに行動に移せてしまう身軽さが悟空の武器なんじゃないかと思うわけです。
ちょっとだけ悟空の身軽さを真似してみよう
さすがに、悟空とチチのように結婚となると躊躇してしまう人は多いかもしれません。仮に僕が小さい頃に幼馴染や知り合いの女の子に「おヨメにもらってくれ」と言われてそれを了承していたとして、その子がある日僕の前に来て「ヨメにもらってくれるといったから結婚しよう」と言われたとしたら「いや、ちょっと‥‥‥。」となるだろうし、いやいや子供の時の約束だし覚えてないからと断る可能性が高いと思います。
さすがにそこは真似しなくてもいいでしょうね(笑)まぁ、結婚だって短期間で何度もする人もいるから試しにやってみるというのもありだとは思うけど。
でももっと軽いことというかな、自分が「これやってみたいなぁ。」とかっていう願望みたいなものがあるとしたら、身軽に行動してみてはいかがでしょうか?
それこそ悟空なんてそういう願望とか「やってみてぇ。」「面白そう」ってことにはすぐに飛びつきますからね。ブルマとドラゴンボールの旅に出たこともそうだし、亀仙人との修業なんかも躊躇なく飛びついてきた結果、彼の人生というのは劇的に変わったしたくさんのことを経験できるようになったわけですよね。
だからもし仮に今自分の人生が「ちょっとおもしろくないなぁ。」とか「もっと色々なことを経験したいなぁ。」と思うのであれば、悟空を真似してみればいい。悟空の身軽さノリのよさのほんの一部でもいいから取り入れてみればいい。
うまくいかなかったらとか、失敗したらなんてことを一切考えずにとりあえず動き出してみる。その結果、もしかしたら今までしたことのない経験ができたり、視野を広げるきっかけになるのではないかと思っています。
「考えすぎず悟空のように行動することを心掛けてみましょう。」
それではまた!!