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ゲゲゲの鬼太郎。水木しげる先生の大ヒット作にして妖怪ブームをつくった作品。

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あなたは妖怪マンガと言ったら何を思い浮かべるでしょうか?

 

地獄先生ぬ~べ~?どろろ?それとも他の作品でしょうか?

 

もちろんそれらの作品の中にも妖怪は登場しますが、個人的には今回紹介するこの作品が妖怪マンガというジャンルを代表するものであり、妖怪ブームを作り上げた作品だと思ってます。

 

ゲゲゲの鬼太郎!! 

 

というわけで、今回は水木しげる先生の代表作の一つであるゲゲゲの鬼太郎の魅力についてお伝えしていきたいと思います。

 

妖怪たちの存在をメジャーなものにした

ゲゲゲの鬼太郎の大きな功績って「それまで名前すらしなかった妖怪たちをメジャーなものにした。」っていうことが大きいと思うんですよね。

 

主人公の鬼太郎の仲間たちの妖怪や、敵として出てくる妖怪ってどちらもこの作品に出てきて初めて存在とか名前を知った人が多いんじゃないかな?

 

しかも本来であれば妖怪っていうのはおどろおどろしいものであったり、不気味な感じのものが多いです。

 

江戸時代あたりに描かれた妖怪たちって↑の本の表紙みたいなかんじで結構不気味ですからね。それを水木先生独特の表現でかわいらしくというかポップに描いたことで子供たちにとって妖怪がとても身近なものになったんじゃないかなぁ。

 

僕が鬼太郎を見たのは確か小学生ぐらいの頃だったと思うんだけど、やっぱり読んでても恐さは感じなかったですもんね。水木先生の画力ならもっとリアリティを出して不気味なキャラクターとして妖怪を登場させることも可能だったとは思います。

 

でもそうはせずによりマンガっぽい表現で妖怪たちを形にしたっていうのが良かったんじゃないかと僕は思っています。

 

勧善懲悪のストーリーにはしなかった

僕が鬼太郎を読んでいて子供ながらに思ったのは

 

「妖怪も悪いけど人間も悪いことするよなー。」ってこと。つまり作中では必ずしも妖怪が全て悪いという風には描かれていないんですね。

 

つまり正義の妖怪である鬼太郎が悪い妖怪たちを退治するだけの、わかりやすい勧善懲悪のストーリーにしなかったこと。これが僕にはとても新鮮でした。

 

なんせ小学生の時の僕は少年ジャンプで連載されていたマンガにドはまりしてましたからね。ジャンプのマンガはどちらかというと「悪いやつがいてそいつをいいやつがやっつける。」っていうわかりやすいものが多かったと思います。まぁ、読者が子供なんだからその方が人気も出るので当然っちゃ当然なんだけどね。僕もそういう話が好きだったし。

 

それが鬼太郎を読むと全然テイストが違うんですよ。もちろん鬼太郎が悪い妖怪を退治するっていう話もあるんだけど、時には人間を懲らしめたりする。人間が妖怪を利用しようとしたりするしね。悪い人間も出てくるんです(>_<)

 

そういう単純に「善だ悪だ。」と割り切れないっていう感じに何故だかわからないんだけど、僕はすごくひかれました。幼心に「世の中そう単純なものじゃないよなぁ。」ってことに気づき始めていたのかもしれない(笑)

 

その象徴的なキャラクターっていうのがねずみ男ですよね。こいつがまぁ、欲望に忠実でお金にがめつくて女にもトコトン弱い。そんでもってしょっちゅう敵に寝返るなかなかひどいキャラなんですよ(笑)「また、ねずみ男が裏切りやがった。」って話が何度も出てくる。

 

でも、愛嬌があってどこか憎みきれないキャラでもあるんですよね。時々鬼太郎を助けたりもするし。善とも言い切れないけど、はたまた悪とも言い切れない、そんなつかみどころのないキャラクターなんです。まぁ、基本老人騙したりとかひどいことしてることが多いんですけどね(^^;

 

この辺は先生の戦争体験を始めとした長い人生が反映されてるのかもなぁ。アニメだと子供向けに作られてるからもうちょっと勧善懲悪的な感じだと思うんだけど、マンガ読むとまた違う印象を受けると思うので是非読んでみてほしいですね♪

 

それにしても水木先生がもうこの世にはいないってなんだか寂しいなぁ。

 

まとめ

今回は水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』を紹介してみました。けっしてど派手なバトルがあるわけでもないし、メチャメチャ惹きつけられるような絵だったり、涙ボロボロの感動させる話があるかというとそうではないかもしれません。ものすごくインパクトのあるマンガかと言われたらたぶん違う気がします。

 

読んだ後に「ものすごく感動した!!」かというとなんともいえないところです。でも確実に心の中にこう「じわーっ」としみ込んでいて、いつまでも頭の片隅に残っているような作品。時間がある時にふと読み返したくなるそんな作品だと思うので、興味がある方はぜひご覧になってみてください♪

 

また今後は水木先生の別の作品なんかも紹介できればなんて思っています♪

 

それではまた!!