僕は格闘技が好きで、ふだんからボクシングやK-1、総合格闘技の試合をテレビで見たりしています。
当然のことながら格闘技の漫画もとても好きで、結構色々な作品を見ています。ただ、そんな中で「一番インパクトがある作品はどれだ?」と聞かれたら迷わずこの作品名を挙げるでしょう!!
『グラップラー刃牙』
あのアメトークで『グラップラー刃牙芸人』をやったぐらいコアなファンも多いこの作品。
知らない方のために簡単に内容を説明すると、地上最強とされる父、範馬勇次郎を超えるためその息子である範馬刃牙が強さを求め、強敵たちと戦いを繰り広げるという話です。
パッと聞いた感じまぁ割とありそうな話じゃないですか? ただ、なめちゃいけない。読んでいくうちにハマること間違いなし。それはなぜか?
「圧倒的に世界観がぶっ飛んでいるから!!」
登場人物たちの強さ、見た目、セリフなど何から何までインパクト大!!僕のように脳みそが中学生ぐらいで止まってしまっているような男子は大好物です。僕は高校生の時に友人から借りたのが刃牙との出会いですが、「何だこの漫画は‥‥‥。」とあっという間に虜に。
僕の周りにもおバカな男子が多く、彼らもみんな虜になってよく刃牙に登場するキャラのように胸板を厚く見せるためにやたらと胸を張るということをやったりしていました(笑)おバカな学生でしたね(^^;
ワクワクする異種格闘技戦
刃牙はいくつかシリーズがあるのですが、このグラップラー刃牙は主に刃牙の幼年期の話と、地下闘技場でチャンピオンとして君臨する刃牙の話、そして世界中の猛者たちが集まって一番を決める地下闘技場でのトーナメントという3つの話で構成されています。
とくに地下闘技場でのトーナメントではプロレスラー、空手家、中国拳法、ヤクザ、暴走族総長、柔道家、。力士、アマチュアレスラー、プロレスラー、ボクサー、キックボクサー、用心棒、柔術家などなどジャンルの垣根を超えた格闘家同士が激突。武器は使用禁止ですが、それ以外には何をやってもいいという何でもありルールで屈強な男たちが激突するわけです。
プロレスラー対力士、どっちが強いか興味ありませんか?そんな実際にはなかなか行われないけど、実現したらめっちゃワクワクするようなカードが目白押しなのが地下闘技場のトーナメントなんです。
「この対戦どっちが勝つんだ?」という組み合わせが目白押しで格闘技好きの僕としてはたまりませんでしたね。続きが気になって気になって仕方なくてあっとういう間に全館読み終えてしまいました(笑)あの時はほんと刃牙にハマってたなぁ‥‥‥。
すげぇを通り越して笑えてきてしまう
刃牙に出てくる格闘家たちはどれもすごい人たちばかりなんだけど、話が進むにつれて敵も刃牙もみんなすごくなりすぎちゃってツッコミどころ満載です。格闘技漫画なのに、ぶっちゃけた話をすると下手なギャグ漫画よりも笑えます。
その代表格が主人公刃牙の父親である範馬勇次郎。
このようにすさまじい肉体を持っており、その圧倒的な戦闘力でどんな敵でも圧倒する「地上最強の生物」と呼ばれる男です。暴力こそすべてと言わんばかりの恐ろしい存在です。
この勇次郎に関しておそらく筆者の板垣先生は「こいつは別格だ。」というのを読者にわからせたかったのでしょうが、正直「えぇぇぇ―、嘘でしょ!?」というエピソードだらけ。
アメトークでも紹介されてたと思いますが、地震が来た時におもむろに地面をパンチして「これでもう大丈夫だ。」とさも自分が地震を止めたかのようにふるまってみたり。
あるいは、勇次郎の力があまりにも巨大でその力は一国に匹敵するため、アメリカは勇次郎と不可侵条約を結んでたりするんです。勇次郎に手をだすと大統領暗殺されちゃうから、大統領が変わるたびに、勇次郎の前で「アナタに手をだしません」と宣誓をさせちゃうんですね。(ブ〇シュもオ〇マもやってます)
あと、勇次郎は作中ちょっとしたお遊びで日本の総理官邸に侵入し総理を襲うというテロリストもビックリの行為をしてるんですよね。しかも、こっそりしのびこむとかじゃなくて「今から行くぜ。」と官邸に電話をして正面から堂々と入ろうとしちゃうんです。
当然そこには機動隊が待ってるわけですよ。盾を持った屈強な機動隊の人たちがわんさかいるんだけど、勇次郎は気にもしない。それどころかたった一人で押し合いに勝っちゃうんだな。さすが地上最強の生物でしょ?人が数十人いたところで止められないんですよ。そんで、そのまま機動隊を突破して総理官邸に侵入。中にいたSPのような人たちも物ともせずそのまま総理のいる部屋に入り、「約束通りきた。」という証に総理の机を破壊して官邸からいなくなるのでした。実質命をとろうと思えばいつでもとれるぜっていうのを示したわけです。しかも罪に問われない!!
まぁ、まだまだこんなもんじゃありません。他にも話しきれないぐらい勇次郎のエピソードがありすぎますね。もはや主人公は勇次郎でもいいかもしれない(笑)たぶん勇次郎だけを追っかけてみても面白いかもしれません。おそらく最初は「勇次郎すげぇぇ。」って思うでしょうが、途中からすごすぎて笑いモードに入ると思います(^^;
ちなみに勇次郎は↑の様な顔をしてます。連載初期はもっとスッキリした顔をしていたのですが、話が進むにつれてこのような有様に‥‥‥。もはや初登場の時の面影はありません。(他のキャラもだいぶ変わってきちゃってます。)
まとめ
今回は僕がハマったギャグ格闘漫画、『グラップラー刃牙』について紹介してみました。
刃牙についてはグラップラー刃牙後もいくつかシリーズが出ていて新たな敵との闘いが楽しめます。その度どんどんスケールアップしていきツッコミどころも増えていきますが、個人的にはそういう部分も含めてとても好きな作品です。
絵の感じとか「ちょっと苦手」という方もいるかもしれませんが(特に女性は)、男性で格闘技がすきだったり、バトル漫画を好きな方であればきっと楽しめると思うので興味がある方はぜひご覧になってみてください♪
「これはギャグ漫画ではない!!格闘漫画だ!!」
それではまた!!