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ドラゴンボールの名場面を勝手に選んでみた。

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三度の飯よりドラゴンボールが好き!!というわけではないけども、30歳を過ぎても定期的に見返してしまうほど僕にとっては好きな作品、それがドラゴンボールです。

 

そんなドラゴンボール好きの僕ですが、ふと「自分が思うドラゴンボールの名場面を振り返ってみよう。」と思い、改めて1~42巻まで見返してみて自分なりに「ここいいよなぁ。」という場面を書いてみることにしました。まぁ、出てくるわ名場面の数々。見返してちょっとうるっときちゃったりするようなこともしばしば(おっさんは涙もろいのです。)

 

そこで今回は僕が独断と偏見で選んだ「ドラゴンボールの名場面」を書いていきたいと思います♪

 

 

ピッコロ大魔王撃破!!

まず僕が名場面だと思ったのがドラゴンボール第14巻に掲載されている、悟空がピッコロ大魔王を倒したシーンです。

 

悟空は一度ピッコロ大魔王に殺されかけました。その後カリン塔にて超神水という飲むと隠れた力を引き出してくれる飲みパワーアップして再びピッコロ大魔王に挑みます。

 

互角以上の闘いを見せピッコロを追いつめる悟空。しかし、ピッコロはその場にいた天津飯を人質にとり、悟空の両足と左手を封じます。とどめを刺すために空中から最後の一撃をくわえようとするピッコロに対して悟空は残った右手でエネルギ波を地面に放ちロケット噴射のようにして空中にいるピッコロを追撃するのでした。

 

オラの すべてを

この拳に かける!!!

引用元:ドラゴンボール (巻14) (ジャンプ・コミックス)

 

残った右手にすべての力をこめ空中にいるピッコロに突撃する悟空の一撃はピッコロ大魔王のカラダを見事に貫きます。

 

両足と左手が封じられるという絶望的な状況の中で諦めない悟空の姿勢が素晴らしいですよね。「グッ」とこぶしを握り締め決死の覚悟でピッコロに突っ込む表情もとてもいい。そして、ピッコロを貫いたあとの「勝ったぞー!!」と言いながらのうれし涙。

 

たぶん悟空が作中で嬉し涙を流した初めてのシーンだったんじゃないかな?それぐらい悟空の感情が爆発した素晴らしい場面だったと思います。

 

ラディッツを倒すために自分を犠牲にする悟空

こちらはドラゴンボールの17巻に掲載されているシーン。

 

悟空の兄であるサイヤ人ラディッツが地球にやってきた話です。ラディッツは悟空を仲間に引き入れようと考え、息子のご飯を人質にし「息子を殺されたくなければ明日までに100人の死体を積んでおけ。」というとんでもない条件を突き付けてきます。

 

ラディッツは悟空を一撃でKOするほどの実力の持ち主で、その少し前にはピッコロとも遭遇していて、ピッコロの攻撃をまともに食らってもまるでダメージがなく、どちらも一対一の勝負ではとてもかなわない相手でした。

 

そこでまさかまさかの悟空とピッコロのライバル同士がタッグを組み二人でラディッツに挑むことになりました。

 

ところがラディッツの実力は二人で組んで闘っても全くかなう相手ではなく悟空とピッコロは徐々に追い詰められていきます。

 

しかし、ここで悟空の息子悟飯が隠されたパワーを発揮。ラディッツに体当たりをし彼に大ダメージを与えます。油断したラディッツに対して羽交い絞めをし動きを止める悟空。その隙にピッコロは必殺魔貫光殺砲を放ち、悟空ごとラディッツを貫くのでした。

 

 

このシーンも結構有名だと思います。自分の愛する子供を守るために自らの命をかける悟空の姿に感動したなぁ。あとラディッツのわかりやすい汚さに憤った少年時代の記憶も蘇りますね(笑)

 

ヤムチャ死す!!

ある意味名場面っちゃ名場面。ヤムチャと言えばこのシーンを思い浮かべる方も多いでしょう。ドラゴンボール18巻に掲載されている場面です。

 

ヤムチャは油断してサイバイマンに自爆攻撃を仕掛けられて命を落としてしまいます。

 

 

このシーン何が印象的かっていうとヤムチャのやられキャラが完全に確定した シーンなんですよね。そんでもって「残りのやつらも俺が片付けるぜ。」って調子乗った直後に死ぬっていう典型的なやられキャラのパターンなんですよ。

 

また↑の死に方みてもらうとわかるんだけど、あの寝かたって特徴的じゃないですか?仰向けでもなくかといってうつ伏せでもなく微妙に横むいてる感じ。本当は悲しむべき場面なんだけど、なんか別の感情がわいてきてしまう( ;∀;)

 

この時から「ヤムチャといったらあの場面だよね(笑)」みたいなのが確立したんじゃないかな。たぶんドラゴンボールファンにヤムチャの真似してっていったらあの死亡シーンをまねする人は多いと思う(^^;それぐらい印象的であり記憶に残るシーンだったんですね。まぁ、まったく感動とか悲しいとかはなかったんだけど(笑)

 

ちなみにヤムチャの敗北の歴史をまとめたのが↓のリンクになるので良かったらご覧ください♪

 

 

 

参考記事:ヤムチャの敗北の歴史を辿ったら涙なしでは書けなかった。 - エンタメなしでは生きてけない!!

 

悟飯をかばって命を落とすピッコロ

これも有名なシーン。ドラゴンボール19巻に掲載されています。

 

地球にやってきたサイヤ人のナッパはピッコロ、悟飯、クリリン、天津飯、チャオズたちが束になってかかってもかなわない相手でした。(ヤムチャは既に死亡)

 

チャオズが命を懸けた自爆をしてもダメージを与えられず、天津飯の命がけの気功砲も少し驚かせたぐらいでナッパには対して効きません。

 

その後、なんとかナッパを倒そうと必死に抵抗するピッコロ、悟飯、クリリンでしたが徐々に追い詰められていきます。しかしここで朗報が。界王様のところで修業をしていた悟空がすぐ近くまで来ていることがわかったのです。

 

ベジータは悟空への見せしめのため3人を殺すことを命令。ピッコロが死んでしまったらドラゴンボールが消えてしまうということを危惧した悟飯は自分が食い止めるからピッコロに逃げるように伝えます。

 

すると、ナッパは食い止られるものなら食い止めてみろとご飯に向かって突進。ここでご飯の秘められたパワーが爆発。ナッパに強烈な跳び蹴りをお見舞いしナッパは後ろの岩山へと吹き飛ばされます。

 

しかし逆にこの攻撃がナッパの怒りに触れました。ナッパは悟飯に向けて左手から強烈なエネルギー波を放ったのです。そこに割り込む一つの影。悟飯の前に立ったのはピッコロでした。

 

ナッパの強烈なエネルギー波からご飯を守るため、両手を大きく広げ盾となるピッコロは大ダメージを受けその場に倒れこむのでした。そして、涙を流しながら悟飯に感謝の言葉を残して命を落とすのです。

 

き・・・

きさまといた

数か月‥‥‥

わ・・・わるく・・・

なかったぜ‥‥‥

死ぬ・・・

な・・・よ‥‥‥

悟・・・・・・・・・飯‥‥‥‥‥‥

引用元:『ドラゴンボール19巻』p97 鳥山明 集英社

 

あのピッコロが涙を流すなんていったいどういう気持ちだったんだろうか?自分の運命に対してだろうか?それとも初めて自分に対して優しくしてくれた悟飯への感謝だったのだろうか?そんなことを思うとすごく泣けてくる名場面でした。ありがとう、ピッコロさん‥‥‥。(割とすぐ蘇るんだけどね(^^;)

 

参考記事:ピッコロがナッパの攻撃から悟飯をかばった理由を挙げてみた。 - エンタメなしでは生きてけない!!

 

死の間際、フリーザを倒してくれるよう悟空に頼むベジータ

この場面はドラゴンボールの26巻に掲載されています。

 

ついに最終形態に変身したフリーザ。その圧倒的な力は死の淵から蘇りパワーアップしたはずのベジータでも全く通用しないほど巨大なものでした。

 

まったく自身の力が通じないことに初めて真の恐怖と挫折を味わうベジータ。もはや彼に闘う気力はなくフリーザに一方的に打ちのめされてしまうのです。

 

そこに死にかけた状態から蘇った悟空が助けに来ます。本気を出していないとはいえフリーザにカウンターを食らわせ、攻撃をはじき返す悟空。その姿を見てベジータは悟空こそがスーパーサイヤ人であるとフリーザに伝えるのです。

 

フリーザはそんなベジータが気に食わずにデスビーム(技名はいくつかあり)で心臓を貫きます。

 

心臓を貫かれたベジータは悟空たちサイヤ人が生まれ育った惑星ベジータがフリーザによって滅ぼされたことを教えます。そしてなんと涙を流しながら悟空にこう伝えるのです。

 

た・・・

たのむ・・・

フリーザを・・・

フリーザをたおしてくれ・・・・・・・・・

た・・・たのむ

サ・・・

サイヤ人の‥‥‥手‥‥‥で・・・・・・・・・

引用元:『ドラゴンボール26巻』p104

 

このシーンを始めてみた時に僕は「あのプライドの高いベジータが涙を流してまで、悟空に頼みごとをするなんて‥‥‥。」と驚いたのを憶えています。

 

ベジータたちサイヤ人はフリーザに滅ぼされるまで服従とは言わないまでも命令に従い、星の地上げ屋のような仕事をしていました。しかしそんなサイヤ人たちが力をつけて団結するのを恐れたフリーザはサイヤ人を星ごと抹殺。

 

プライドの高いベジータのことです。きっとフリーザに従っているふりをしながら内心でははらわた煮えくり返っていたのでしょう。しかし、フリーザの圧倒的な力の前に反抗することなく「いつか目のもの見せてやる」と思っていた。しかし、結局自分もフリーザにあっけなくやられてしまった。

 

サイヤ人という種族もそしてベジータ自身もフリーザに使い捨てにされてしまったというわけです。そのことがベジータには悔しくて悔しくてたまらなかったはず。だから決して仲がいいわけではない悟空に「フリーザを倒してくれ。」と頼んだんですね。

 

ベジータの思いがこれでもかというぐらいにじみ出る印象的なシーンだったと思っています。僕もベジータの立場だったら悔しくて悔しくて仕方がなかっただろうなぁ‥‥‥。

 

悟空がついにスーパーサイヤ人になる

こちらはドラゴンボール27巻に掲載されているシーンです。

 

巨大な元気玉でついにフリーザを倒し、悟空たちは勝利の喜びを味わっていました。しかし、フリーザは元気玉を直撃されながらもなんと生き延びていたのです。

 

デスビームでピッコロのカラダを貫き、さらにクリリンを木端微塵に爆破。親友を目の前で殺された悟空は怒りにうち震えついに伝説のスーパーサイヤ人へと変身を遂げるのです。

 

  

子供心になんど「スーパーサイヤ人になりたい。」と思ったことか。あの心穏やかで優しい悟空の口調が一気に好戦的になったギャップに当時すごくひかれた気がします。金髪の髪に金髪のオーラっていうのも単純な子供が惹かれる理由だったのかもしれません(笑)

 

後年若気の至りで僕も髪を金色っぽくしたことがありましたが、あれは悟空に憧れていたからなのかもしれない(^^;

 

セルを倒した親子かめはめ波

このシーンは35巻に掲載されています。

 

悟飯は怒りによって真のパワーに目覚め完全体になったセルを圧倒します。追い詰められたセルは自爆をして地球ごと悟飯たちを倒そうとするのですが、間一髪悟空が瞬間移動でセルを界王様のところに運び地球は難を逃れるのでした。

 

しかし驚くべきことにセルは生きていたのです。復活したセルは悟空の瞬間移動を身につけ、さらに死にかけた状態から復活するとパワーアップするというサイヤ人の細胞のおかげで大幅なパワーアップを遂げて戻ってきました。その時にベジータの息子のトランクスを殺しています。

 

ここで動いたのがベジータです。息子のトランクスを殺されたベジータはセルに突撃をしていきます。しかし彼の攻撃はまったく通じず、一撃でセルに吹き飛ばされてしまいます。さらに追い打ちのエネルギー弾を放つセル。悟飯はベジータをかばい左腕を負傷してしまうのです。

 

セルはそんなご飯を地球ごと消すためにフルパワーのかめはめ波を放ちます。それに対して残った右腕でかめはめ波を放ち対抗する悟飯。セルの攻撃によって気も減っていて圧倒的に不利な状況です。ついにセルがとどめを刺そうとしたその時でした。ベジータがセルの顔面に向けて渾身のエネルギー弾を放ちます。一瞬ひるむセル。

 

いまだーーーーーーーーっ!!!!

引用元:『ドラゴンボール35巻』p116

 

死んだ悟空の声が悟飯を後押しします。

 

うあ―――――――――!!!!!

引用元『ドラゴンボール35巻』p116

 

 

 

悟飯が今持っている全エネルギーを注ぎ込みます。スキを突かれたセルはそのままかめはめ波に飲み込まれ完全に消滅。悟飯が見事に勝利を飾ったのです。

 

いやぁドラゴンボールの名場面といったらやっぱりここは外せないですよね。

 

まずベジータがキレてセルに向かい吹っ飛ばされて悟飯がベジータをかばう。この時点で「何やってんだよ、ベジータ‥‥‥。」って思った人も多いはず。作中クリリンも言うように、トランクスはドラゴンボールで生き返ることができたわけですから別に無理にセルに攻撃をしなくても良かったわけです。

 

でも、ベジータからしたら目の前で息子が殺されたわけですからね。トランクスとベジータは決してめちゃめちゃ仲がいいというわけではありませんでしたが、それでも精神と時の部屋で1年近く過ごしたことできっとベジータの中には自分の息子に対する情みたいなものがわいていたんでしょう。あの場面でベジータの人間っぽさや親っぽさが垣間見えた気がします。子供を殺されてその相手に向かっていく親。「ベジータ、やっぱりトランクスのこと思ってたんじゃん!!」ってね。

 

でも結果的にこの場面ではそれがマイナスに働いてしまって、悟飯が負傷をすることに。明らかに絶望的な状況の中、あのベジータが悟飯に「すまなかった」と謝るぐらいですからね、さすがの悟飯も一度は諦めかけるわけですよ。

 

セルの方が明らかに気は大きいし、自分は左腕を負傷している。冷静に考えれば勝てる見込みはまずないってことがわかってたんですね。

 

でもあの世にいる悟空の声で最後の抵抗を試みるわけです。当然のことながら体力は満タンでしかもパワーアップしているセルの方が有利なんですよ。それでも悟空の声にはげまされながらなんとかこらえる悟飯。「もうダメだ。」と思った瞬間にベジータのアシストが入る。あれはかっこよかったなぁ。

 

そんでもって悟飯と悟空の親子かめはめ波でジ・エンド。いやはや何度もみてもこのシーンは感動しますね。文句なしでドラゴンボールの名場面の一つだと思います。

 

トランクスが未来のセルを倒す

こちらも35巻掲載。

 

未来からやってきた今の時代にやってきたトランクスは、悟飯がセルを倒した後タイムマシンで 再び未来へ戻りました。

 

未来では相変わらず人造人間17号と、18号が人々を苦しめていたのです。しかし、過去の時代で修業をし大幅にパワーアップしたトランクスにとって人造人間たちは敵ではありません。あっという間に二人を倒したトランクス。その3年後にはまだ完全体になっていないセルをも倒し未来の世界に平和を取り戻すのでした。

 

このセルを倒した後のトランクスのセリフがいいんですよね。

 

これですべてが終わりましたよ‥‥‥

 ありがとう悟空さんたち‥‥‥

引用元:『ドラゴンボール35巻』p179

 

ホッとした表情で悟空たちに感謝を述べるんです。このセリフでようやく未来のトランクスの孤独な戦いにとりあえずの終止符が打たれたんだなぁってしみじみ。というのも未来のトランクスたちのいる世界ってけっこう悲惨なんですよね。

 

知らない人のために簡単に説明すると、まず悟空が心臓病で死んでしまっていて、ベジータやピッコロなどは人造人間たちに殺されてしまいました。唯一生き延びた悟飯もその後にやはり人造人間に殺されて、未来の世界は人造人間たちの好き放題に荒らされ人口が数万人程度になってしまっていたんです。残った戦士がトランクスただ一人になっちゃったんですよ。これかわいそすぎるやろ。

 

でも、そんな悲惨な未来もトランクスの活躍によってようやく終わりを告げたわけです。暗い未来の世界を生きたトランクスたちにようやく希望の光が差し込んだ、そんな名場面だったと思います。

 

命を捨て魔人ブウを倒そうとしたベジータ 

こちらはドラゴンボールの39巻に掲載されています。

 

界王神に頼まれ恐ろしい力を持つという魔人ブウの復活を阻止してほしいと頼まれた悟空たちですが、 結局魔人ブウは復活してしまいます。

 

悟空は自分と闘うためにわざと魔導士バビディに操られて力を上げたベジータと激突。結果的に彼らのすさまじい体力の削り合いが魔人ブウにエネルギーを与えることになってしまい、復活へと繋がってしまったのです。

 

復活した魔人ブウの力は恐ろしく、悟飯を簡単に吹き飛ばしバビディの側近であるダーブラもクッキーにして食べてしまうほどです。

 

そこに登場したのがベジータでした。ベジータは魔人ブウを復活させたのは自分の責任だと言って、悟空を気絶させ自らその責任をとるために魔人ブウを倒しに来たのです。

 

すでにスーパーサイヤ人をはるかに超えた力を持っているベジータですが、いくら攻撃を食らわせても魔人ブウはびくともしません。徐々に追い詰められていくベジータ。「このままでは勝てない。」と悟ったベジータは自らの命を犠牲にして魔人ブウを倒すことを考えるのです。

 

 

きさまのかたづけかたがわかったぜ・・・

やっとな・・・・・・・・・

きさまを倒すには

にどと

修復できないよう

こなごなに

吹っ飛ばす

ことだ・・・!!

引用元:『ドラゴンボール39巻』p108 110

 

ベジータ決死の覚悟。そして死の間際のセリフ。

 

さらばだ

ブルマ・・・トランクス‥‥‥

そして・・・カカロット‥‥‥

引用元:『ドラゴンボール39巻』p110

 

家族への思い。そして最大のライバルである悟空への思い。この時のベジータの表情が何とも言えない表情なんですよね。少しニヤッとしながらも二度と会えなくなってしまう悲しみと、命を懸けるってことへの覚悟と強い決意とこう色々なものが入り混じった表情をしているような気がしました。

 

そして己の全てのエネルギーを燃やして自爆をするベジータ。さすがの魔人ブウもベジータの命を懸けた攻撃に粉々に砕け散るのでした。

 

プライドが高いサイヤ人の王子ベジータが初めて人のために闘い、人のために命を捨てる。かっこよくてそれでいて切なさも感じる名場面だったと思います。

 

悟空、スーパーサイヤ人3に変身

こちらは40巻に掲載。

 

ベジータが命がけの自爆をしたにもかかわらず、魔人ブウは生きていました。

 

魔導士バビディは自分たちを邪魔したピッコロ、トランクス、悟天を殺すために魔人ブウとともに地球中を破壊しながら探し回っていました。

 

彼らはついにトランクスが西の都に住んでいることを突き止めます。西の都のブルマの家にはドラゴンレーダーがおいてあり、それが破壊されてしまうとドラゴンボールを探すことができなくなってしまいます。ドラゴンレーダーが破壊された全てがパァです。

 

「魔人ブウを食い止めなければならない。」

 

というわけで、悟空が一時的に魔人ブウを食い止めて置きその間にトランクスがドラン権レーダーを取りに行くことになりました。

 

しかし相手は悟空とほぼ互角だったベジータが命を懸けた攻撃をしても倒せなかった魔人ブウです。悟空もそのままでは負けてしまう。さて、どうする?となった時に悟空がこんなことを言うんです。

 

スーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人を

もうひとつ超えてみるか‥‥‥

引用元:『ドラゴンボール40巻』p19

 

悟空がこの言葉を言った時、僕確か小学生だったと思うんだけど、「えっ?どういうこと?」って感じだったんですよ。スーパーサイヤ人を超えたスーパーサイヤ人をさらに超える?マジで?そんなことできるの?

 

「きたぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

腰まで伸びた金髪。眉毛はなくなりちょっと悪そうな顔。そして何より魔人ブウと互角以上に闘う圧倒的な強さ!!

 

もう子供心に「超かっけぇぇぇ!!」って興奮しまくったのを覚えてますよ。ジャンプで初めて見た時の衝撃と言ったらなかったです。

 

まさかスーパーサイヤ人2からあんな風に変化するとはね。鳥山先生はどの時点で悟空を3にするってことを考えてたんだろうか?とにもかくにも衝撃的な場面でした。

 

そんでもって、悟空がスーパーサイヤ人3になったおかげでトランクスと悟天がすっかり素直になっちゃったのが笑えました。

 

もともと二人とも、悟空のことを弱いんじゃないか?と疑ってたんですよ。というのもベジータが魔人ブウと闘っている時、悟空は気絶していて姿をあらわせなかった。そんな時に気絶してるなんて弱いんじゃないか?そんな人から技をならっても強くなれないんじゃないか?って思ってたんですね。まぁ、気絶させたのはベジータなんだけど(^^;

 

でもスーパーサイヤ人3のとんでもない強さを見せた瞬間「コロッ」と態度が変わりましたからね。子供ってわかりやすいよなぁって思ったのと、スーパーサイヤ人3の説得力って半端ないなぁってことも改めて感じた場面でした。

 

がんばれカカロット・・・お前がナンバー1だ!!

このシーンは42巻に掲載。

 

この巻では魔人ブウとの最終決戦が描かれています。

 

スーパーサイヤ人3になった悟空は純粋な悪の姿を現した魔人ブウと最後の決戦に挑みます。その闘いを見つめるベジータは自分が悟空に叶わない理由を語り始めるんですね。

 

勝つために闘うんじゃない

ぜったいに負けないために

限界を極め続け闘うんだ・・・!

引用元:『ドラゴンボール42巻』p112より一部抜粋

 

確かに悟空って小さいころから「勝ちたい!!」っていうよりも純粋に「強くなりてぇ!!」っていう気持ちで闘ってたんですよね。確かにそういう人間の方が強いよなあ。だって、自分の限界を超えるなら、誰かにモチベーションを左右されることもないじゃないですか?

 

他人がどうのこうのというよりもひたすら自分の限界を超えるために修業し闘う。ベジータの分析はなるほどと思ったし、悟空の強さの秘密っていうのが理解できた瞬間でした。

 

そんで、そういう悟空を認めた上でのこの発言ですよ。

 

がんばれ

カカロット・・・

おまえが

ナンバー1だ!!

引用元:『ドラゴンボール42巻』p113

 

プライドが高くて悟空に勝ちたくて仕方がなかったベジータがついにナンバー1は悟空だということを認めた瞬間でした。そしてなんとも晴れ晴れしい表情を見せてくれるんです。この時のベジータの表情がとても好きですねぇ。セリフと共に印象に残る名場面だったと思います♪

 

地球みんなの力を集めた元気玉で魔人ブウを倒す

この場面は42巻に掲載されています。

 

もう語るまでもないんじゃね?っていうこのシーン。

 

純粋な悪の魔人ブウを地球のみんなの力を集めた元気玉で倒すんです。ただ普通に元気を集めただけじゃダメで、ギリギリまで元気をもらうためには地球の人すべてに手を上に上げてもらって元気を分けてもらう必要がありました。

 

そのために最初はベジータが頼むんですが怪しいぜってことで協力してもらえない。次に悟空が頼んでもダメ。そんでもって最後ミスターサタンが「俺の言うことが聞けんのか―!!」でみんな一斉に協力してくれるんですよ。ミスターサタンの知名度、影響力、信頼の高さをまざまざと見せつけられた瞬間でした(笑)

 

ただ、元気玉を放ったものの悟空がすでにヘロヘロで魔人ブウはメチャメチャ耐えるんですよね。それどころか逆に悟空がやられそうになっちゃう。そこに登場したのがドラゴンボール!!3つのうち2つまで願いは叶えてたんだけど、最後の一つはまだだったので悟空の体力を全回復することに。

 

これで、勝負あり!!フルパワーになった悟空はスーパーサイヤ人になって魔人ブウにとどめをさそうとします。

 

この時の悟空のセリフがカッコいいんですよね♪

 

‥‥‥‥‥‥‥‥

おめえはすげえよ

よくがんばった・・・

たったひとりで・・・

こんどはいいヤツに

生まれ変われよ・・・

一対一で勝負してえ・・・

待ってるからな・・・

オラも もっともっと

ウデをあげて・・・

またな! 

引用元:『ドラゴンボール42巻』p197

 

魔人ブウは悪いやつではあるんだけど、たった一人で戦い抜いたことを悟空は素直に褒めてるんですよね。そして、出来ればいいヤツに生まれ変わってまた闘おうぜっていうこの純粋に強いやつと闘いたいっていう悟空のブレない姿勢が好きだなぁ。

 

ベジータが言うように悟空はこれからも強さを極め続け、ライバルを求めていくんだろうなぁっていうのが垣間見えた瞬間でした。それとともに魔人ブウを倒したことで「いよいよドラゴンボールも終わりが近いのかなぁ。」って感じさせる場面でもありましたね。ファンとしては寂しさもある忘れがたい名場面だったと思います。

 

まとめ

というわけで、相当長くなりましたが僕なりにドラゴンボールの名場面を勝手に選んでみました。

 

今振り返っても印象深く僕の心を動かしてくれた場面ばかりです。また子供の頃と違って大人になってまた読み返してみると新たな発見があったりして、とても楽しいひと時でした。

 

あなたが思う名場面はあったでしょうか?これを機にまたドラゴンボールを読み返してみてくださいね♪

 

それではまた!!